続きまして、またもやDenimです!
19世紀の英国の詩人・思想家であるWilliam Morris(ウィリアム・モリス)。
彼が主導したとされる「Arts and Crafts Movement(アーツ&クラフツ運動)」は、
大量生産による安価・粗悪な製品に反抗し、手仕事の素晴らしさに回帰。
生活と芸術の統一を目指し、欧米諸国だけでなく日本にも影響を与えたムーブメントとなりました。
そんなMorrisがデザインした現在も愛されるボタニカルな意匠を、USEDジーンズにに乗せてみました!
ジーンズは「工業製品」であり、手仕事を愛したモリスが一番きらったであろう服飾品。
でも200年後の現代、モリスの美しい意匠を「手作業」でジーンズに加えるのであれば、
その思想的に相反したミックスをモリスは面白がってくれるんじゃないかなぁ……なんて思いまして。
ONE OF A KIND
バエ!!笑
なんだか前置きが長くなりましたが、ただ自分が欲しいがあまりにメーカーを探して製作。
諦めずに交渉したところ、デニム好きな担当の方に「おもしろい!」と乗っかって頂けて完成に漕ぎ着けました!
新品のデニム生地に加工を施し、そこから製品化することは多々ありますが、
これは手間をかけて1本ずつに加工を施してもらうという、実に贅沢なプロジェクトです。
ご覧の通り、バックスタイルはそのまま、フロントの一部のみに加工をいれてもらいました。
全体に紋様を入れることもできましたが、くどくてヤンチャに転びそうで〜。
なので紋様のサイズ、バランス、色加減については厳しく検証!!
主張はあるけど、やりすぎないさりげなさで、大人っぽく履けることを目指しました。
フロントのみの加工なので、サイドから見るとチラリ紋様が見える感じ。
ホワイトとの相性もいいですよね。
真面目なシャツを合わせても、一発で遊びを出せるジーンズかと。
メインは古着のUSA製ジーンズ501に加工。
一部個人的に好きなシルエットの606、503も入れたような記憶が…?
紋様の出方もサイズよって違って面白いんです。
平たく広げて加工を施しているので、ウエストベルト内側まで紋様が入っていますよ。
USEDなだけに、ベースカラーで紋様の出方が左右されるONE OF A KIND(一点物)。
また誰かが着用してきた古着なので、1本1本サイズ感も違いますし、丈もバラバラです!
裾がカットアウトされているものもあります。
当店は全アイテムの通信販売が可能ですが、試着できるだけに店頭有利かも……。
通販の方には、デニム実寸・写真などをお送りするようにいたしますが、
好みのWサイズ(インチ)を教えていただいて、お任せという場合はメールにご記載ください。
Material: Organic Cotton 100%
Size: S
Price: 9,600yen(incl.Tax)
ちなみに着用しているSigneのタンクトップも、少数枚のみストックあります。
オーガニックコットンで、相変わらずさらりとして本当に気持ちいいし、カットがきれい。
画像の通り、Cream・Blackの2色展開です。
Creamのほうは少し透け感がありますかね。
見せてもOKなインナーとしてどうぞ!!
→highandseek.tokyo@gmail.com
(4/15(金)は16時頃〜19時頃まで店頭作業中)