2014/01/16

my "Yohji Yamamoto" has gone?


プレフォールの話題はしばし置いておいて、広告ビジュアルについて更新です。      
これはずっとブログに書こうか迷っていた内容ですが、
いちファンとして正直な気持ちを書いて残していくのもいいのかなーと……

今も巡回している展示ですが、この写真を見たとき大ショックでした。ていうか泣いたね。
というのも、私の持つヨウジヤマモトのブランドイメージとはかけ離れていたからです。
さすがに店頭の写真に入っていないとは思うけど、プレス用とはいえこの署名どうなの?
もうすこしフォントにこだわるとか、小さくするとかないの? 
ヨウジのカッコイイロゴを完全に殺しちゃってる!!
(→そして「どうして署名入れるの毎回? 無いとダメなの?」という根本的な疑問にいきつく)

と、書き出すと延々続きそうなので、手っ取りばやく私が考えるヨウジヤマモトというブランドを画像でどうぞ。


すべて80年代のYohji Yamamoto× Nick Knightのキャンペーンヴィジュアル。
服のディテールが写っていなくても、とにかく「カッコいいブランド」というのは伝わってきます。
これは写真自体に強度があるからだと思います。

この時代はまだフィルムで撮影しているはず……。
最近デジタルばかりのファッション広告ですが、フィルムだからこそ出る美しさはもっと評価されてほしい。
 

上の2点もニックナイト撮影。下はPeter Savilleがアートディレクション。
これらはデジタルではないかと睨んでいるけれど、確証はないです。
どちらにせよエレガントでカッコいいビジュアル。


これは検索すると写真家不明と書かれていることが多いけれど、たぶんPeter Lindbergh撮影。
これも80〜90'sの写真だと思いますが「ヨウジ着たい!憧れる!」って思わせます。
まぁ、このぐらいってバブル全盛期ですから、トップフォトグラファー&海外ロケと広告予算が大きかったんでしょうけど。
(そして写真家も当時話題のギャルソンとヨウジを撮影したがっていたのでは)

ヨウジは2010年に経営破綻していて、予算や広告撮影の決定権を誰が握っているのかわかりかねますが、
一度破綻したからこそ、もっと広告ヴィジュアルにはこだわってほしい……。
それは大きな予算を割けばいいということでなく、アイデアで勝負するとか、方法はいろいろあるはず。
例えばRon Hermanの広告はもはや風景。商品は写っていないのに、ブランドの世界観は伝わる。
写真としての強度は当然として、どうブランドを伝えるかが広告ヴィジュアルの一番大切な部分だと思うんです。

と、ぐちゃぐちゃ考えていたら、今の若者はブランドにこだわって買物をしないとか言われているけれど、
それって逆に考えたら、たんに「若者が憧れるようなブランドイメージを打ち出せてない」ってことでは〜とか、
写真表現(カメラマン費・ロケ・舞台美術)という肝腎な部分でコスト削減して、
タレントに多額のギャラを払う広告とかどうなってんのよ〜とか、いろいろ考えてしまいました。