PARIS 7

自分と相性の良いのは個別にショウルームをやっているデザイナーたちですが、

合同展示会も「万が一」ということで行ってみたりします。


「このブランドってこんな感じだったの?」みたいな発見もあったり、

とにかく服飾品見ること自体が好きー。



ただもう広すぎる。。

連日の歩き過ぎで、もう足が。。

海外が久々だから貪欲になりすぎてたかもしんない。


しかもパリに来たら1回は行っていた、日本の食堂みたいなラーメン屋が無くなっていて悲しい。

BO BUNを食べて元気を出します。

結局、エスニックや中華ばかり食べてしまうのだけど、

米国と比べると基本的に食事は美味しいから助かります(チップないし)


容赦無く水を撒いてくる清掃車。


ちなみにパリの若者の間でドーナツ&タピオカが流行っているようで、

週末にはそれ系のお店に長蛇の列ができていました……日本と同じ!!

あと「コーヒー」とカタカナで書かれたスタンド系のコーヒーショップもあったり。

日本人経営なのだろうか。。


そしてパリも最終日に近くなり、Neri・Raphaelaから紹介されたのが、

Berlinにある「Andreas Murkudis」のオーナー・Andreasさん。

なんと、あのKostas Murkudisのお兄さんなんですよ〜! きゃー!




(High and Seekが狭すぎるんだけど)うちの店の50倍くらいあるベルリンの超有名店で、

ファッション界のロックスターと呼ばれているらしい重鎮Andreasさんですが、

酔っ払ってて「ひゃー! 弟さんのコスタス大好きだったんですー!」みたいなノリでいってしまい。。

お酒って怖いよねー。


しかし、そのへんのカンチガイ業界人とはちがって非常に人間が出来た方で、

規模は違えど扱っているブランドには被るところもありますし、

なんかたくさん質問をされてまた東京で会おうねみたいな。

しかも「最近なかなかいいブランドが見つからない!」とポロッと口に出したら、

なんと何故かまだ知られていない、あるブランドを紹介してくれたのでした。


こういう偶然の出会いは大切!

即連絡をとってショウルーム最終日に滑り込み。


ス……スゴ……美しい……!!


というかデザイナーはMMM統括→LVのランウェイで手を振って出てきていた強烈キャリアの方でして。

プライスのことは考えてはいけません。

しかし欲しくてアドレナリンが出たので、プロポーズはしてみるつもりです。

(ちなみにデザイナー、Denisのカシミヤ大好きって言ってました♡)


前も書きましたけど、デビュー後すぐはデザイナーのピュアなクリエイションに満ちていて、

こういうコレクションを早い段階で見られるのはバイヤーとして嬉しい。

もちろん日本人の体型、ライフスタイルに合わないデザインも多いけれど、

着たいし手に入れたいと思わせてくれます。

「一生着てもらう」つもりで制作しているそうで、写真では伝わりきらない、

ミニマムで普遍的な美しさを感じさせるコレクションでした。


またそれゆえに「セールをしない」というのが条件にあるようで、

それはうちのように「セールはしない」と決めている店にとってはすごく有難い。

どれだけ良いブランドを見つけてきても、オンラインショップにセールされてしまうし、

自分でもそれならセールで買おうかなって思わないこともないし・笑


もちろん生産・商業的にはたくさんの店で取り扱ってもらう方がやりやすいのですが、

DURING/AFTER COVIDに自分もふくめて消費者の意識も変わってきているし、

ブランドも今までのセールス手法に頼ったままではいけないと考える人々も出てきているみたい。


トレンド物も好きですけど、トレンドこそリーズナブルに取り入れられる時代。

年齢的にも、だからこそ永く大切にしたいと思えるピースを今後もセレクトできたらなと思いました。




ということで、PARIS編・完。


10月もリリースあるので、お楽しみにどうぞです!

11月にはご予約のコートも届く予定です。