PARIS 6

「カルチャー」を浴びるぞと、合間を縫って展覧会にも積極的に。


ということで、新しく完成したGalerie Dior。

ここは混雑するので予約必須です。


このグラデーションは吹き抜けのエントランスの一部。

バッグは近くで見てみましたが、塗装されていたけれど素材はなんなんだろう……。

演出、デコレーションまですべてにおいて考えられていて、すごかったなー。


そしてこのギャラリーのメインは、歴代のデザイナーによるDiorオートクチュール作品。



私はDiorといえばJohn Galliano世代なので、彼のドレスを身近でみられて感動。

ガリアーノは装飾性が高くて素晴らしくドラマティックですよね〜♡


一番右のRaf Simonsドレスも立体的で凝った仕立てで面白かった。


やーん、Yves Sait Laurentが手がけたドレスのシルエット好きー!(左から3番目)


しかし飾ってあるのがすべてオートクチュールっていうのがズルいわー。

ファブリックの美しさ、シルエットの構築性が全然違うんだもんー。




上のように制作過程も見ることができます。

プレタのドレスでこんなに大量に布を使うことってないのでね(使う意味もないし)


そんな純粋な服飾品の美しさに打たれる一方で、

値上げの結果がこのギャラリーに……と黒いことを考える私・笑



ま、オートクチュールは自分には縁のないものですし、

着ている人たちってどこにお住まいなんですか(宮廷?)という感じですが、

コマーシャルのことを考えずに作られているので観る分にはとても楽しい。


ただドレスの量も多くて腹一杯というか、この日は混んでいて落ち着かなかったです。


COVIDの影響もあり出歩くことが難しくなった結果、

服飾品も画像だけで判断されることも多くなりつつありますよね。


ただ服飾品は本来、ファブリックの表情や動き、肌触り、表情、立体感、着心地など、

総合的に人間それぞれの「感性」に訴えてくるもの。


例えば上のドレス生地も、実物はチュールが幾重にも重なって実にポエティック。

ファストなどチープなものは画像だと髙見えさせやすいけど、

いいものほど実物が圧倒的なのよねと、改めて考えさせられます。


自分がプライベートで失敗するのはいいけど、店で提供する側となると、

せっかくの信頼を損ねたくないし、喜んでもらいたい気持ちや責任も大きいので、

結局は足で捜すしかないわー(だから「Seek」なんですけども)



しかしKeringのピノーコレクションが観られなかったのは残念!!