そして今週末リリース2点目。
ブランケットもそうですが、Tukir(トキ)はデザイナーの意向もあり、
ホームガーメント、家でのリラクシングウェアとしての要素も強いです。
わかる、そういう生活したい。
しかし実際それは贅沢すぎないか。
私はこういうのは絶対に外で着たいので、その視点から別注をお願いしました。
-Tukir-
Reversible Gown JKT for High and Seek
Kalumkari on Tea Dyed Khadi Cotton
+ Cotton/Silk Navy Fabric
+ Silver Hand Embroidery
Size: Unisex
Price: 178,200yen (incl.Tax)
贅沢な生地使いが嬉しい身幅59cm、着丈120cmのロングガウン。
インド最古のスーパー原始的なハンドペイント手法「KALAMKARI」を用いて、
ボタニカルモチーフが描かれたカディコットンが……お美しいですね!
そこに街着らしさがより出るように、ダークネイビー生地を合わせてもらい、
リバーシブルで楽しめるロングジャケットを製作してもらいました。
日中は柄を見せて、夜はネイビーでシックになど、様々な着こなしが楽しめる1着です。
カディはその優しげな風合いから、ナチュラル系にいってしまうことが多いのが弱点ですが、
古い文献から発想を得て描かれたイマジナリープランツ(想像上の植物)も含め、
さすが瀬谷さん、大人っぽくモダンにまとめてくれています。
ネイビー生地は55%コットン、45%シルクです。
ほぼシルク半分なのでほのかな光沢があり、深みのある美しいダークネイビー。
ネイビーを表にして着ると、こういう感じ。
裏地として総柄、ラグジュアリーでいいですよね。
折り返したスリーブに柄が出てくるのも、なんともステキです。
ネイビー側には、両サイドポケットあり。
同生地のベルトも付いているので、紛失しないようにしてください。
そして、さらに一箇所、襟元にシルバーのハンド刺繍を入れてもらっています。
特にネイビーの時に、さりげなく主張してくれますよ♡
手描きペイントされた生地、寄りで見ても雰囲気ありますよね。
これは生産手法自体がおもしろいので説明を書きますが
まずインドの非電動「ションヘルマシーン」で生地を手織りし、アッサムティーで全体を染め上げます。
そこに「KALAMKARI」と呼ばれるインド最古の手法で、フリーハンドで柄を描いて染色していくんです。
細かくいえば、古い小枝と炭でモチーフの輪郭を描き、
一色塗るごとに水牛乳を薄めた湯でボイルして、ナチュラルに色止めを施します。
さらに水で洗い、天日で乾かしてという、根気のいる作業をくり返す。。
なので生地の完成までに3ヶ月はかかるそう。
しかも移染が出てしまい(柄が大きいだけに無地に移ると目立つ)、数が作れなかったというね!
ただ現代はプリント技術も進化しているし、高価にもなるので、
必ずしも"手描きであること"に価値が認められる時代ではないとは思うんですよ。
使えない部分が出ると、売れなくなるだけにコストに乗っかってきますからね。
だからリスクを避け、わざわざ挑戦しないのも商業的には「正解」ではあるんです。
でも「正解」って、つまらないですよね。
だからこういうのを見ると嬉しいし、ハンドならではのロマン…… Soulを感じますよね!!
悠久の歴史を感じて、胸の中がポカポカしてくるというか!
今はスタンプを使ってペイントすることも増えていそうですが、
こういうフルハンドの伝統技術は継がれなければ消滅してしまうので。
まー現場も実際みんなラクはしたいだろうし、枠から外れたことをやりたがらない場合も多いし、
こういうのは情熱があるArtisanがいないとできなさそうだけど。
ロングガウンですが、カディなので柔らかく体に巻けます。
なので、上半身に巻いたらストールっぽくなりますね。
私はここ数年、夏はカディのバスタオルを使っていますが、
暑い国で生まれた生地だけに、夏にサラッとして気持ちがいいんです。
それとか、腰に巻いてスカートにしてもよいのでは。
ネイビーのコントラストが効くので、パキッとモダンな印象。
裾が丈違いで縫い止められてないのも、動きのあるレイヤーが出ていいなぁと。
手描きゆえのONE OF A KINDにつき、柄の出方に差がありますことご了承ください。
また柄側に小さなタグがついているので、気になるなら取ってしまいましょう。
こちらも気軽に洗って、自分らしいSELF-VINTAGEを育ててください。
全アイテム通信販売が可能です、ご希望の方はメールをください。
土曜日以降に返信しますが、ひとり応対のため返信をお待たせしたらごめんなさい。
→highandseek.tokyo@gmail.com