Signe From Turkish Factory

コヒーレンスのデリバリーについてですが、まだ連絡がありません。
もう少々お待ちくださいませ。
2月14・15・16日に開催の、Denis Colomb来日受注会もどうぞお楽しみに!

そして、トルコ・ベルリンの続きです。


だんだんと長いお付き合いとなってきた「Signe」。
洗濯にも耐えるし、なんだかつい手にとってしまうデイリーウェアなんですよね。

これまではSigne自身がデンマーク出身で、生産もデンマークでした。
しかし現在Organic Cottonの80%がトルコ国内で生産されているというのもあり、
さらに自分の理想を実現したいと、なんとIzmirという街でファクトリーを買収!!笑
その気合いが素晴らしいなと、この機会に会いに行くことにしました。

Izmirの町はトルコ第三の都市といわれ、世界遺産でもある「Efes」まで1〜2時間。
喫煙率が異常に高いうえに、薪ストーブで料理をしたりするので、空の色もくすんでいますね。 
アレルギー持ちにはちょっと辛いよー。


今回Signe本人には初めて会うということで、実はすこし怯えていました。
オーガニック&サスティナブル系ゆえ、意識高めの堅物ヴィーガンとか出てきたらどうしよ……と。

そもそも私は服飾大好きなので、サステナについても「自分がやれる範囲でOK」とゆるめっす。
今は「サステナ」がトレンドワードみたいになってますが、ファッションとはそもそも矛盾してるじゃんね。
ということで、意識高い系から怒られたらヤダな〜と怯えているわけです。

でも本人に会ってホッとした!
彼女も同じく、自分がそうしたくてやってるだけというスタンス。


デザイナー然としたポージング。
しかし引きで見ると、椅子が倒れててウケます。
お父さんは猟師だって。

彼女のファクトリーは、丘(崖?)の上にありました。
トルコでは労働者を仕事に集中させるよう窓のないファクトリーが多いそうで、
明るくて窓のある建物を探すのが大変だったそうです。


北欧デンマークという福祉が充実した国から、トルコへきたSigne。
スタッフに無料でケータリングを出して、きちんと休暇も与えたりと、
北欧らしい発想から、トルコの労働・生産環境さえも変えていこうという意欲を感じました。

私はショッピング大好きなので、海外でもデパートやショップ巡りはするんですけど、
溢れんばかりのセール品とか見ると、やはり考えさせられるところがあるわけで。
こういうGoing May Wayで、行動しているデザイナーは応援したいなって素直に思う。


みんなで食事中、脈絡なく突然の女子トークをはじめるSigne女史。
先日トルコ男性とただコーヒーを飲んだだけで、付き合ってると思われたとか……。
トルコで白人女性がひとりで住んでる=ヤレると偏見をもたれるらしく、大変なんだって。

「それで私は説明したの、デンマークでは6ヶ月間同じ相手とセックスしてもイコール恋人ではないってことを!!」と。
に対して「それとりあえず6ヶ月フリーでヤレるって勘違いされたのでは!?」と言われた後の表情がコチラです。



あとトルコにはまだ割礼の習慣がある話とか、なかなか興味深かったです。

彼女のデザインは、毎日過ごすためのデイリーウェア。
でも実はありそでなくて、肌が喜ぶのか、とにかく着心地よいのが特徴。
初めて買い付けた黒トップス、楽なのでトルコでも着てました。

そしてトップスなど、別注オーダーしてきましたよん。
ファクトリーに行くと、やはりいろいろ見られるので話が早い!


ただね、Signeの発音って正直「シネ」にしか聞こえないんですよね……。

シネ… シネ…… ちょっと呼びづらい……。