11/16リリース ALBA ROSA HERITAGE COLLECTION

ということで、完成したようです。
異色コラボ、帰国後の11月16日(土)にリリースします!


90年代に一世を風靡、しかし人気の絶頂であった2005年に突然の全店閉店。
日本の近代服飾を語るうえで避けては通れない伝説のブランド……「ALBA ROSA」。

ブランドをご存知の方は、うちとの異色の組み合わせにはビックリするはず。
というか私自身これまで交わることなく、遠目から見てきた畑違いのブランドです。

先方も「よくアルバを着たこともないのに連絡してきたなぁ」って呆れたと思いますよ……笑


きっかけは某メディア記事で、アルバローザに900を超えるオリジナルプリントがあることを知ったこと。
それで直感的に「おもしろそう!」とダメモトで即連絡。

下の画像がその一部ですが、本当に綺麗なんですよね〜!!

手描きはコストもかかるので、今はプリント用の図案はPC上で作られることがほとんど。
でも手描きの場合は、ハンドだからこそ出せる味があって最高なんです。
PCみたいにキッパリしてなくて、ラインにも独特の柔らかさや深みがあるというか。

宝の山ですわ。


イタリア語で「バラ色の夜明け」を意味するアルバローザは、
もともと「リゾートライフスタイル」を提案するファッションブランドでした。

しかしALBA ROSAのショッパーが、HERMESやCHANELのショッパーより高額で取引された90年代、
その人気を雑誌が取り上げないはずもなく、ブランド側が意図しないかたちで、
本来のブランドコンセプトとはかけ離れた「ギャルブランド」なイメージが確立されていきました。

なにしろ今のようにインターネットが普及していなかった90年代は、紙媒体「雑誌」のパワーは強大。
今でこそブランド側はイメージを守るために動いてますが、当時は無法地帯。
勝手に特集組まれて、ブランドがリースしなくても読者の私物として載せられたら、どうしようもなかったという。。

私ももちろんギャルなイメージを持っていたので、当時のアルバローザのルックブック(下)を見てビックリ!
こうしたインポートを思わせるリゾートカジュアルを提案してたっていうのも、正直意外でした。


そんなメディアが作り上げたブランドイメージとの乖離に苦しめられたアルバローザ。
「デザイナー自身が欲しいものを作って販売していた」「再販なしの一期一会」など、実はHigh and Seekとの共通点も多かったです。


ということで今回はHigh and Seek発で、ALBA ROSAの名作ブランケットコートをアップデート復刻。
「ALBA ROSA HERITAGE COLLECTION」としてローンチします。

着たらわかる、この楽しさと説得力。

おかげさまでパタンナーが➖➖さん(←書けない)なだけに、シルエットは上品。
パンチはあれど、クラシックに美しく仕上がりましたよ。



ファッションはやはり楽しくないと。
そして挑戦しないとねって♡