Traveling -Lake Titikaka in Peru-

   
ミニバスの長時間移動で疲れた身体をホテルで休めて、
翌日の夜にはプーノという南にある、チチカカ湖畔の街に夜行バスで移動することにしました。

クスコの街自体はショッピングも楽しいし好きなんだけど、
中南米の若くてイキッたバックパッカーが多くて、鬱陶しい思いもちらほら。
あと先住民の性格が攻撃的というか、もうこのあたりでペルーが苦手になってきてました。
やはり旅先の印象を決めるのって「人間」だよな〜と。

ツアー会社も基本的に「金さえ貰えばこっちのモノ」的な雰囲気があってなんだかなー。
過去にマチュピチュのトレッキングをした友人は「キャンプ用のテントが破れて雨漏りして大変だった」と言っていたので、
そういう意味でも、ツアー会社を選ぶ時は注意が必要。

で、このプーノ行きのバスも変な感じで、TOUR PERUていう立派なバスのチケットを買ったのに、
いざバス停に行ったら違う会社のバスに乗せられたよね。
どういう経緯かわからないけれど、提携バスになるとか、そういう説明一切ナシ。
途中で観光客以外も乗ってきてコレクティーボ(集合バス)になるし、貴重品の管理に気を遣う。


それでも無事プーノに到着。
翌日はロシア人の友人おすすめのIsla Taquileに一泊することにしました。

タキーレ島に直接行くつもりでしたが、プーノの港でチケットを買ったら、観光地のUros島にも連れて行かれました。
現地ガイドが「島の入場料は1人5ソルかかる」とアナウンスしていたけれど、
「行きたいのはタキーレだから島には降りない、払わない」って言ったらOKが出た。
(でも着いたらこっそり「降りていいよ」と言われて降ろされたという……)


この浮き島、非常にツーリスティックな雰囲気。
現地ガイドに「この人たち、普段は街に住んでるんじゃないの?」と意地悪な質問をしてみたら、実際にそういう先住民も多いんだって。
太陽光パネルが設置されていて、過去には火事で全焼する事故もあったけれど、今は改善されたとか。

てことで、そこから再度船に乗り、2時間ほどでタキーレ島。
ここでもガイドが「入場料は8ソル」と言ってきたけど、チケットを確認したら「入場料含む」って書いてある。
それ指摘したら「もち払わないでいいよ〜」と囁かれた私たち。他の欧米人は払ったのかも。
スペイン語がわからないと徹底的にボろうとしてくるのがペルーの特徴。

 

島にはホテルはないらしいので、現地の先住民の家庭に泊まることに。
友人から紹介された家主に事前連絡を入れておいたので、港まで迎えにきてくれました。
ドアに鍵なし、お湯なし、シャワーなし。子どもの頃以来のボットン便所。
「ここは盗みとかないから鍵無くても大丈夫、安心して」と言われたものの、
他の部屋にはガッチリ南京錠がついていた(解せない)

標高4000m超の島で、夜はとても寒い。
部屋の床には藁が敷いてあってフカフカして気持ちがいい。暖房効果がありそうです。
夕飯をお願いしましたが、スープと芋のカレーみたいなやつでした。なかなか美味しかった。

とにかく静かで物音ひとつしない島。
犬も猫もいないんだとか(羊などの家畜はいる)


標高に慣れないのでその日は早く寝て、翌朝は島内を一周散策。
観光船で立ち寄る場合は時間がなくて、ゆっくり見て回ることはできないので一泊した甲斐はあったかな?
この島ではリアルに先住民が民族衣装を着ているので、見ていて楽しかった。

上の写真は結婚衣装です。ふたりは20歳ですって。
たまたま宿泊先の親戚が結婚するというので、衣装合わせに立ち会わせてもらえました。
(実は、小さな部屋に親戚20人くらいが集まっています)


島内から湖の眺め。きれいだったー。

ここでは「結婚式をみるためもう一泊するべきか?」と船が出航する時間ギリギリまで悩みましたが、
ホントにやることないし、標高も辛いしで、家主がいないからテーブルに宿泊費を置き去りに、
挨拶もナシに夜逃げレベルの勢いで船着き場に走った!!
荷物は重いし、港までの階段がつらくて膝ガクガク。キツかったなー。
ロシア人の友達は、ここに1週間泊まったんだって。クレイジーですね(笑)


翌日はボリビア行きです。