東京都写真美術館で開催中の、森村康昌展の感想。
今回の森村展は見せ方・内容共に面白かった!
実は写美の作品の見せ方については毎回ちょっと不満に感じていたんですけど、
森村展は会場構成や見せ方もしっかり練られていて、
飽きさせない展示になっていたと思います。
poster image:「森村康昌」芸術研究所
私が初めて森村康昌作品を観たのは高校生の頃。
当時はメイクを厚塗りした感じの荒さがモロに出ていて、
それがまた作品の面白さでもありました。
ただ、私としては正直その荒さばかりに目がいってしまい、
ディテールや意図に目がいかない部分も...。
(アートの楽しみ方は自由だから、それもアリなんだろうけど)
しかし今回は写真技術がアップしたのか、モノクロにしたおかげか、
もう彼がなれない人間はいないのではないかと思っちゃうくらい
完成度の高い人物パロディ作品の連続!
それだけに、私くらいの素人は作品自体に集中して楽しむことができました。
映像作品も面白かったです。
今回は写真展というより美術展という感じ。
混んでいると映像作品で出口がつまるので、
開催中でも早めに行くのがおすすめ。