先日ようやくMOTで開催中の『ラグジュアリー展』に行き、
妹島さんのディレクションのギャルソンブースも観てきました。
ギャルソンの展示物自体は、最近のコレクションものが多かったので、
「あ、このシリーズ持ってる」みたいなのが多くて、
なんかちょっと嬉しいような、もっと古いデザインはないんかい!のような。
こういう服飾の展示を観てると、私の場合は「これ欲しい」と
所有欲が刺激されるので、我ながらmaterialisticだと感じます。
(もちろん文化的な価値も大切だってわかってるけど)
ところで、あるブログで川久保玲さんの
繊研新聞掲載インタビューが取りあげられてます。
ほんの少しだけ抜粋。
-閉塞(へいそく)感を感じていますか。
閉塞感を感じるのは今だけじゃないですよね。
リーマンショックがなくても、その前からずっとそんな感はありましたよね。
作ることに対しての価値が重きを置かれていないというか。
ビジネス優先ということが閉塞感を与えているんじゃないですか。
閉塞感を感じるのは今だけじゃないですよね。
リーマンショックがなくても、その前からずっとそんな感はありましたよね。
作ることに対しての価値が重きを置かれていないというか。
ビジネス優先ということが閉塞感を与えているんじゃないですか。
すぐにお金に変えられなければそれは止めて、すぐに売れることの方へ流れてしまう。
そんな状況がもう何年も続いています。
ジャーナリストやメディアがそういう状況を後押ししていませんか。
いつもページは「何が売れますか」とか「何が流行ですか」とか、
その二つくらいのテーマばっかりですね。
それが閉塞感の原因だと思います。
ホントだよ! 川久保さん、言ってくれてありがとう!!
これは是非全文読んでくださいませ。
メディア側として、それは重々感じてて、どうしようもないなって思ってます。
日本は「ジャーナリズム」でなくて、水モノって感じですからね。
どうしようもないならどうにかせーよーって思われるでしょうが、
本当にどうしようもなくてね......これを書き連ねると長くなるので、
このにっちもさっちもいかないメディアの有様を知りたい方は
佐野眞一さんの『誰が本を殺すのか』など読むといいかも。
紀伊国屋のPOSシステムとか糞ですよ。
ファッションも、文学も、アートも、文化は数字ではかれない部分が
大きいのに、なんでもかんでも数字に当てはめて考えるなんて。
そりゃ売れなきゃビジネスとして成り立たないけど、
数字をあてにして新しいことやらなくなるから、
より駄目になるという悪循環.....若者を応援するようなシステムもないし!
と、他にも言いたいことはたくさんありますが、先日のコーディネイト。
TOGAのスカートのピカピカはスパンコール。
コートはもう10年以上着てるラルフのキッズ。物持ち良し子と呼んでね。
(今では当たり前だけど、昔は小さなPコートなんて売ってなかった!)
Tops: Acne
Cardigan: Tocca
P-coat: Ralph Lauren Kids
Skirt: TOGA
Boots: LD TUTTLE
BAG: JUNYA WATANABE