Tokyo Opera City -感じる服・考える服-

  
東京オペラシティで開催中の「感じる服・考える服/東京ファッションの現在形」に行きましたよ〜。

てことで以下、雑感です。

まず、今回は「梁」を利用した空間構成なんですが、これは好き嫌いが分かれると思いました。
面白い試みですが、私は自分の距離感で作品を観たい人間なのであんまり嬉しくなかった。
いちいちくぐらないといけないので、腰にもくる。
普段から「ショップ」という狭い空間で洋服を見ているだけに、ザッと一望できたほうが迫力もありそーな。
「頭をぶつけないように〜」みたいな注意書きが貼るのも、美しさが損なわれてなんだかです。


そして展示ですが、個人的にはWritten After Words、SOMARTA、matohuの見せ方が好きでした。
特にWritten After Wordsの作品は、風刺的ですごく面白かった。
この作品はもう服でないし、アートの領域でしたね。
(どうやらChim↑Pomが作品づくりに協力してるみたい?
でもこのアート集団、学生ノリのきったねー作品ばかりで私は大嫌いです)
他の2ブランドも展示の意図を感じさせる出来だと思いました。

あと注目すべきは話題のANREALAGEの完成度....一見の価値アリです。
ミュージアムショップで売られていたシューズを見ても愕然としましたが、
アイデア代としてもあれに4万半ばは出せない。遠目だとわからないんですけどね。
発想が面白いだけに、アウトプットの完成度が残念でなりません。
ただ今回展示されていたショーアイテムがアレだっただけで、普通の商品は素敵なはず?

服飾の展覧会は「アート」ではなく「デザイン」がメインとなるので難しい。
服ってなんだかんだで実用品なので、
 ・とにかく点数が多い
 ・映像作品なども含めてコンセプチュアル
 ・至近距離でじっくり観たくなるほど完成度が高い
を満たしているといいのですが、これはなかなか難しいんでしょうね。
「ショップで見ればよくね?」という展示では、観る側は満足できないんだろうな〜と。

ま、でもいろいろ感じることができる良い機会なので、洋服好きの皆様は是非どうぞ!!


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