Johan Ku

  
ROOMS LINKで出会ったデザイナー3人目は、台湾出身デザイナー【Johan Ku(ヨハン・クー)】。

1979年生まれの彼はグラフィックデザイナーとして活動後、
ファッションとテキスタイルを学ぶために大学、大学院に進んだようです。
Saint Martins・ニットウェア科でも技術を学んだようで、
それだけにニットデザインに長けています。

以下のようなドカーンとしたニット作品が並べられていて、
今回のルームスリンクの中でも圧倒的にパワフルで、かなり目立ってたように思います。


上は2011AW「The Hole」のイメージフォトと、展示会の様子。
ダイナミックなニットドレスを着たマネキンが10体くらい並んでいて目を引く!

デザイナーのJohanに「ねぇ、このニットまさか自分で作ってるの?」と聞いてみたら
「もちだよ! こんなん作ってくれる工場あるなら知りたいし!」と言われた。そりゃそーだ・笑
普段着にはできなくても、こういうのは見てるだけで楽しい。


ところで、このブランドは3つのレーベルに分かれてます。
上のデザイン性の高いハンドメイドのニットドレス:【Gold Label】

下はニット中心のプレタポルテ【Gray Label】。
たしかに非日常的なデザインのニットドレスを着るのは無理だしね。
Grayはデイリー使いで着そうなニット&カットソーなどが揃います。いろいろ着こなしで遊べそう。


で、下の2枚はアクセサリーライン【Purple Label】より抜粋して2点。
どのレーベルも点数が多いです。

今回は秋冬というのもあってダークトーンの物がほとんどでしたが、
夏はどういうものを出すのかな? 気になる。


台湾ではすでに知名度が高いようですが、
まだ若いブランドなのに、ビジネス面もしっかり考えてるんだなぁという印象。
「ニットでこういうのできます」と明確にしておくと、商談も進みやすそうというか。
レーベルも分けておくと、いろいろ自由がきくのかもなぁ。


過去にはEmotional Scluptureシリーズと銘打ち、こういう作品も作っていたみたい。
白だとまた軽さが出て印象が違いますね!
日本での取扱いがスタートするはまだわかりませんが、やはり今後に期待のデザイナーです。

ということで、ROOMS LINKで出会ったデザイナー紹介は今回で終わり。
「自分の表現したい世界はこれである!」的な感覚を持ってるデザイナーは強いと感じましたね。


そういえば、今回の展示会は入口に震災に向けてのデザイナーのメッセージが、
スペシャルな作品と一緒に添えられて展示されていたんですけど、
やはり「受付で取材を申し込まないとダメ」みたいな面倒くさいことを言われてしまい。。
いや、ルールだから仕方ないんですけど、それ何のメリットがあるんですかね?
コチラに書きましたが、せっかく良い展示しててもオープンにしないなんてもったいないな〜と。
クリストフ・コパンスも大好きですけど、どうせ写真撮らせてもらえないだろうからスルーしました〜。


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